不動産の価値には資産価値と利用価値の二面性があります。
また、同じものが二つとないため、売り手と買い手が同意して取引が成立した価格がその時の時価となるため、実際に取引してみないと客観的な時価がわからないのも特徴です。
一方、不動産の価値を客観的に示す数値として、都道府県が決定する固定採算税評価額がありますが、これは課税負担で納税者が損をしないように、時価の7割から8割程度に低くなるのが一般的です。
不動産の売却にあたっては、少しでも高く売りたいのは誰もが同じ思いですが、高すぎればなかなか買い手が見つかりません。
売出価格を決めるにあたって参考になるのが、土地公示評価です。
土地公示評価は、最近実際に成立取引の場所と面積、価格を、国土交通省が公開しているので、客観性と適時性が担保されています。
売りたい物件周辺の取引事例から坪単価を計算し、参考にした場所と売りたい場所の優劣(駅からの距離、方角、間口など)を加減して価格を決めると効果的です。
土地や不動産の価格は景気と共にその人気によって大きく影響を受けるものです。
そしてその人気を予測し高値で取引する業者が増え、さらにその変動が加速するという傾向があります。
最近は景気が上向きという動向が伝えられていますが、その不安定要素が大きいため、単純に地価全体が上昇するという背景ではありません。
その為、土地の価格は人気という観点で評価される割合が大きくなっています。
国立市は都心から離れた閑静な住宅街として有名ですが、マンションなどを中心に都心の再開発に呼応して開発が進み、交通網も整備されて非常に通勤通学に便利なベッドタウンとして人気が高まっている地域です。
そのため不動産価格が上昇している現状が有り、多くの不動産業者が目玉としている場所でもあります。
そのため生活環境の整備が加速し、より良い住環境が整備されています。
又、都心の再開発は今後も進む傾向にあり、これに対応して今後しばらくは国立市も不動産価格の上昇が見込まれると考えられます。
最終更新日:2024/9/3